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人口受精にかかる費用はどれくらい?

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「人工授精」にかかる費用や軽減方法 

「不妊治療」を始めるときには、どの段階までの治療を行なうか予め決めておいた上で始めた方がより良い結果をもたらすケースが多いのではないでしょうか? 

つまり妊娠に至らなかった場合を想定していない場合は、妊娠・出産という結果が伴わない方法を繰り返し行なってしまう危険があります。 

例えば、タイミング法を何度も試してみたけれども上手く行かなかった場合は、ある程度の時期が来たら次の治療方法に進むという選択肢も設定しておいた方が良いのではないでしょうか? 

事前にどの位の治療費がかかってしまうか分かっていれば、治療計画をたてやすいのではないかと思います。そこで今回は「人工授精」にかかる費用について調べてみました。 

 

◆人工授精にかかる費用はどの位? 

 人工授精の費用は、残念ながら保険が効きませんので、自費診療になります。そのため、医療機関によって金額が違って来ます。事前に一般的な相場を知っておくことが大切になります。人工授精自体の1回あたりの費用は10,000円〜30,000円前後になります。  

人工授精は、1回で成功することもありますが、成功するまで何回か行なうケースが多くなります。また、人工授精による成功率は7回目からとても低くなると言われていますので、6回行なって妊娠に至らなかった場合は、次のステップに進む方が多いのが現状です。 

また、人工授精は基本的に精子のサポートを行なう治療方法になりますので、受精卵が子宮に着床し妊娠する過程は、あくまでも自然任せになります。 

そのため、人工授精自体に必要な経費は6回分を予算として考えておいた方が良いかも知れません。 

 
 ◆人工授精の成功率を上げるための追加治療を行なうケースも 

 人工授精の費用自体は1万円前後ですが、 超音波で排卵の状態を確認し妊娠の成功率を上げるために必要があれば排卵誘発剤という薬剤を使うこともあります。人工授精自体の費用以外に排卵誘発剤等の薬代や超音波の費用等が追加で必要になることも考えておくことをお勧めします。排卵誘発剤は、1,000円〜5,000円になりますので、 

こうした追加の薬代や費用も含めると1回当たり15,000円〜35,000円位になるケースが多いようです。最大6回人工授精を行なえば、総額として90,000円〜210,000円位必要になります。 

 

◆人工授精の費用を軽減する方法 

 「体外受精」と「顕微授精」は、特定不妊治療助成金制度の対象となっているため、助成金の申請を行ない認められれば治療費を軽減することが出来ます。ですが、「人工授精」の場合は一般不妊治療になってしまうため、この助成金制度の対象になっていませんので、助成金を受けることは出来ません。 

けれども、1年間の医療費が10万円(あるいは所得の5%)以上かかった場合は、確定申告で「医療費控除」の申告を行なうことで所得税や住民税を軽減することが出来ます。医療費控除の対象となるのは、1年間に使った医療費(含む薬代)、医療機関までの公共の交通機関を利用した場合の交通費が対象になります。タクシー代金は緊急を要する等の理由がない限り認められません。 

 

◆人工授精は結果がいつ出るか分からない治療 

 人工授精によって受精卵が出来たとしても、子宮に着床しない限り妊娠はしません。そのため、妊娠と言う結果がいつ出るのか分からない治療と言えます。治療途中で予算不足などが原因で息切れをしてしまうことがないように不妊治療の経済的な面での準備をシッカリと整えておきたいものです。 

そのためにはあらかじめ不妊治療に費やせる金額や必要な費用の概算を把握しておくことが大切です。経済的な負担は長期になればなるほど負担が大きくなってしまいますので、経済的な面をシッカリとカバーしておくことは、安心して治療を行なうには欠くことが出来ません。良い結果を出すためには、精神的な面でのストレスを軽減させることも大切なのではないでしょうか? 

 

◆民間の医療保険に加入しておくのもひとつの安全策?

 「人工授精」は、助成金の対象にもなりませんし、民間の医療保険の対象にもなりません。けれども、治療中に入院や手術が必要になることもありますので、不妊治療開始前に加入しておくということも場合によっては役立つこともあるかもしれません。

「人工授精」の治療の一環として、排卵誘発剤を用いることがありますが、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)と呼ばれる副作用が起こってしまう場合もあります。 

OHSSは、排卵誘発剤によって刺激された卵巣が大きく腫れ、重症になると腹水や胸水が溜まり、呼吸困難を起こすこともあります。飲み薬の服用で起こることはまれで、注射療法の際に起こることがほとんどですが、場合によっては、短期入院が必要になってしまう場合もあります。また、不妊症検査のときに、子宮筋腫などの病気が見つかって手術が必要になってしまうこともあるかも知れません。これらの入院費や手術費は、医療保険でカバーすることが可能ですので、万が一に備えて加入しておけば安心です。 

 保険適用対象外の「人工授精」ですが、可能な限り経済的な不安や心配を取り除くためには、費用の概算を把握しておくことが大切なことをご理解頂けたのではないでしょうか? 

民間の保険会社の医療保険は、残念ながら「人工授精」は補償対象にはなりませんが、治療中に入院・手術が必要になったときには、補償の対象となる場合もありますので、補償対象範囲を確認した上で、不妊治療開始前に加入されておくのもよいかもしれません。

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