Couleur / Pixabay
今回採卵＆移植を神戸の英ウィメンズクリニックでしてみて思うこと。それは、新橋夢クリニックはやっぱりすごかった。
夢クリは、色々厳しくって賛否両論あるかと思います。院長は厳しいし、口答えや質問もできない緊張感のある病院。めちゃまたされるし、毎回高いし。基本ほぼ自然だし。
しかし、今回初めてホルモン周期（アンタゴニスト）での採卵＆移植をしてみて感じること、それは病院の患者への姿勢です。杉山産婦人科の生殖医療科で初めて体外受精をして、なぜ転院したか。。それは、なんか体外受精に対して流れ作業になっていて、患者一人一人の状況と向き合っていない気がしたから。
なぜ新橋夢クリニックがすごいと思ったかを下記にあげてみました。
血液検査や内診によって、患者一人一人のタイミングなどをしっかり把握して治療に取り組む
院長のビジョンにあわせて、他の先生も同様のスタイルをとることが徹底されている→先生によってやり方が違うというのはない
数値によっては移植当日キャンセルなど、オペレーション的には大変だろうと思うことも、成功率をあげるために努力をおしまない。
私は、今回の移植時、移植前に血液検査を英で受けました。しかし、その時すでに胚盤胞は融解されていて、血液検査の結果をみたのは、移植後。移植時、内膜は８m。これは私にとっては異常にうすいです。そして、プロゲステロンはなんと6.1でした。これも異常に低い数字です。夢クリニックなら、即移植キャンセル。”ありえない数字ですな”という院長の言葉が聞こえてきそうです。しかし、すでにその血液検査がわかった時には移植すみ。
移植周期が始まった時、薬がきかず、自然周期に変更になった際、”全く問題はない”と言った先生の顔が思い浮かび、自分を責めました。もっと自分で考えて判断するべきだった。あらためて体質改善する期間をもうけるべきだったと。
焦ってしまったのです。仕事がストレスで、忙しく、早く妊娠して産休にはいりたいと考えていました。そのため判断力も鈍り、早まってしまったのです。
みなさんの中で、新橋夢クリニックに通っていらっしゃる人がいたら、とりあえずそのまま継続してみることをおすすめします。夢くり は、基本あまり薬を使わないため、私は毎回胚盤胞は１つしかできませんでした。他の未成熟卵も育ててはくれるのですが、いつも成長が止まってしまっていました。このことに、悩まれる方も多いと思います。たしかに、ホルモン周期であれば、これが３つになります。２回採卵しましたが、どちらも３つ胚盤胞ができました。
しかし、私はその胚盤胞をCell and Genetic Laboratory という遺伝子検査の機関にだして、調べたのです。トータル６個の胚盤胞のうち、１つしか正常のものはありませんでした。これは年齢もあると思います。私は今３８歳です。３０歳ならもっと遺伝子異常のない胚盤胞が多いかも。しかし、たとえ３つ胚盤胞になったとしても、本来主席卵になる卵だけが育ち、他は何らかの染色体異常をきたして着床できない、もしくは流産してしまう可能性が高いのではと感じました。
そう考えると、わざわざしんどい思いして、ホルモン注射打たなくても、ほぼ自然でやった方が、絶対にいいです。ホルモン剤で、私は気分の浮き沈みが激しくなりやすいので、かなりしんどかったです。
ただ、これは私の個人的に意見で、それぞれ状況は全く違います。
みなさんにお伝えしたいのは、”先生のおっしゃることを鵜呑みにせず、自分自身で納得できるようにぜひ相談してみてください”ということです。先生方は大変忙しく、流れ作業になりやすいし、大病院の場合は特にそうです。
先生にとっては、患者の一人でも、患者にとって１回の体外受精は本当に本当に一喜一憂する大きな出来事ですもんね。
みなさんに、こうのとりが訪れますように！！
